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コラム

【本編一部公開】Shall we 断酒? ダンスを踊るように、楽しみながらお酒をやめませんか

多くの方に「断酒」に興味を持ってもらい、この本を手に取っていただければと思い、
ブログでも本作の冒頭を少しだけ公開します。

 


はじめに

還暦を迎える年の1月に私は突然酒をやめました。
毎日の晩酎と休日の「昼からビールが何より楽しみで、どっぷりとハマっていた私が..なぜやめたのか、どうやってやめのかやめてどうなったのか、この本で詳しくお話ししていきたいと思います。

 

私はそもそもお酒の業界で仕事をしてきた人間です。自分が酒を断つこともですが、断酒本を書くということに対しては相当に遅疑逸巡し、自己の内面では随分葛藤がありました。

しかし、そのような事情を踏まえても「実は楽しみながらお酒をやめる方法がある」ということをどうしても多くの人たちに伝えたくて、あえて筆を執ることにしました。

考え方とやり方さえ間違えなければこんなに平易な方法でやめられるということを是非知ってほしいのです。自らが体験したことをわかりやすくお伝えします。高速道路に乗って快適に目的地まで案内しますので、そのナビゲーターとして本書をご利用ください。決して途中でケモノ道に迷われないようしっかりと誘導いたします。斬新で効果的な断酒のノウハウをすべてこの本に注ぎ込みました。本書は極論を言えば、第1章〜第2章の数頁を読んで「酒敵実行作戦」なる方法を最初に理解していただければ、方法論的な伝達事項はほぼ完了します。

あとは、その中身を皆さんと一緒に楽しみながら発掘していくという手順です。そのくらいシンプルな方法です。そして強力な手段です。またワクワクする手法です。

私はこの方法を用いて一発でやめました。そして現在は、飲みたいという気持ちが全くありません。このことが何より重要です。やっとお酒をやめても、飲みたいという渇望がいつまでも続くと、残りの人生辛くて堪らないでしょう。それを「禁酒地獄」と私は呼んでいます。

そしてやめる方法さえ頭に入ったら、あとはその指針に沿って楽しみながら「断酒活動」をしてください。これも重要なことです。苦しみながらお酒をやめていくより楽しみながらお酒をやめていくほうが、圧倒的にその成功率が上がるのは言うまでもありません。その考え方と行動の根底に脈打つコンセプトは、「お酒憎し」です。

日陰者の麻薬や煙草と違って、世界中で堂々と跳梁跋扈ちょうりょうばっこする魔物がお酒です。各地で市民権を得ていますが、その実態は麻薬や煙草と同じ依存性化学物質です。本書ではその正体を暴き、楽しみながらお酒に別れを告げていきます。

 

ダンスを踊るように、楽しみながらお酒をやめませんか?
あなたにお誘いします‥‥‥。

Shall we 断酒?


 

…続きは本作でお楽しみください。